くらし情報『布団に入って1分で眠れる人は危険!知られざる睡眠不足のサイン』

布団に入って1分で眠れる人は危険!知られざる睡眠不足のサイン

覚醒(目覚めている)ときのゴミ収集の効率は、睡眠時のたった5%にすぎないというのです。

そのほか、たっぷりの睡眠をとると、老廃物となるアミロイドβの量が、起床後は就寝前にくらべて6%減ったという研究結果も。つまり、徹夜をしたり、睡眠不足が重なったりすれば、アミロイドβは蓄積し、脳の老化を早め、認知症のリスクが高まるといえます。

■認知症発症は20~30年前の睡眠不足から?

さらに、睡眠時間が短いと、脳内にできるすき間が1年ごとに0.59%拡大し、認知機能は1年ごとに0.67%低下するという研究発表もあります。アミロイドβは、認知症発症の20~30年前からたまりはじめると考えられています。

なお、認知症発症に関係するのは、睡眠時間だけではなく、睡眠の質も重要です。睡眠効率が悪い人は、睡眠の質がよい人の5倍以上、初期のアルツハイマー型認知症を発症する可能性が高いこともわかってきています。ただし午後3時までに30分以内の昼寝をすれば、発症リスクを5分の1に下げられることも報告されています。


ときには無理をしなければいけない日もありますが、昼寝も取り入れながら、睡眠不足は質、量ともに解消しておきたいものですね。

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