1万人超の起業家と接してきた講師が教える「賢いお金の借り方」
しかしガソリンが少ししかなければ、なにをするにもおっかなびっくりになってしまい、成功のタイミングを逃すことも。せっかく目の前に大きなチャンスがあるのに、お金がかないから動けないというのでは、成功するはずのビジネスもうまくいくはずがないわけです。
■お尻に火がつかないと全力は出ない!
なお、起業する際に借金をするメリットは、もうひとつあるそうです。それは、起業家としての覚悟が決まること。
小さなことのように思えるかもしれませんが、これはとても大切なこと。
なぜなら、人はお尻に火がつかないと全力で走れないものだから。いつやめても金銭的なダメージがないのなら、やはり本気にはなれないもの。
「来月までに100万円を返済しないといけない」というような状況になって初めて、本気でなんとかしようと思うようになるという考え方です。
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経営者にとっていちばんの仕事は資金繰り。そしてお金をうまく回すには、大きく分けて2つしか方法はないといいます。ひとつは売上を上げること、もうひとつはお金を借りること。
借金をすればストレスも溜まるもの。そういう意味でも、起業家には覚悟が必要だと著者はいいます。