くらし情報『95%が使われていない!卵子の凍結保存に関する5つの衝撃事実』

95%が使われていない!卵子の凍結保存に関する5つの衝撃事実

しかし、例外として癌を患った女性など、治療の過程で生殖能力を喪失することが見込まれるような場合は、卵子の凍結保存を行って妊娠への可能性を残すことが推奨されています。

■2:凍結保存した卵子を実際に利用する女性は少ない

卵子を凍結保存しても、実際にそれを利用しようとする女性の割合は比較的少ないといいます。

カリフォルニア州にある不妊治療センターが行った調査でも、2007~2012年までに卵子を凍結保存した232人の女性のうち、95%は2015年の段階でまだ凍結卵子を利用していないということがわかりました。

その中の49人に利用していない理由を聞いたところ、16%が他の手段で子供を産むことが可能だということがわかりました。また、他に「子供を持つ準備ができていない(30%)」「独身だから(53%)」という理由が挙げられました。


■3:卵子を凍結保存しても確実に妊娠できるわけではない

卵子を凍結保存している女性の多くは、将来子供が出来なかった時の保険としてそれを利用しようと考えています。しかし、凍結した卵子を使って確実に妊娠できるという保証はありません。ヨーロッパで行われた30歳以下のドナー提供による凍結卵子の研究の結果では、妊娠確率は31~61%。

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