出産を機に6割の女性が退職する時代にピッタリな「働き方」とは
「責任感が強くまじめな人ほど、退職を選んでしまう傾向があります。せっかくがんばってきたのにもったいないですよね」と佐藤さん。
子どもがいながらの復職も、まだまだ厳しい状況。保育園の問題もありますが、そもそも転職サービスの登録すら断られてしまうことがあるとか。それでは、いままで仕事をしてきたという経験が活かせません。
しかし、「あれもできない」「これもできなくなった」と諦めないで。せっかくの機会だと思って、働き方を考えなおしてみましょう。
企業側のニーズを聞き出すお仕事をされている佐藤さんは、特にベンチャー企業とワーキングマザーは相性がいいと話します。
■多様な働き方が実現しやすいベンチャーが狙い目
ベンチャー企業というと、とにかく忙しいというイメージがありますね。
しかし、世の中に新しい価値を生み出していくという姿勢が強いため、働き方も柔軟に対応している企業が多いのです。週1の出社のほか、通常は在宅作業。会議はSkypeで、という働き方も珍しくありません。ベンチャー企業でプラスになるスキルは、専門性に加えて複数領域での経験。企業として成長段階のため、たとえば人事と広報、経理と総務と複数の領域での活躍を求められることも。