58%の会社員が年下上司を苦手とする時代の「年上部下」操縦法
こんにちは。接客コンサルタントの樋口智香子です。
周囲から愛され、信頼される、魅力的なビジネスパーソンを育成する人材教育をしています。
終身雇用・年功序列制度が崩れ、働き方にいくつもの選択肢ができた現代、「年上の部下」「年下の上司」という関係性も増えました。
とりわけ、自分が「年下上司」になる場合、自分よりも経験豊富な「年上部下」への接し方には、いっそうの気遣いが必要なのではないでしょうか。
実際のところ、エン・ジャパン株式会社が、年下上司のもとで働いた経験のある人を対象に行ったアンケート調査では、6割(全体の58%)が「仕事がしづらい」と回答しています。
おもな理由は「人の使い方が下手」「知識不足」「人の意見を受け入れない」というもの。ここから、年上部下は「知識・経験豊富な自分の能力を、正当に扱ってほしい」という潜在的な望みがあることがわかります。
では、年下上司が年上部下に接するときには、どのようなことに気を配ればよいのでしょうか。
■1:上司と部下=上下関係ではないと捉える
まず、自分が上司となったときに大切なのは「部下よりも自分が上の立場にある」という驕りを持たないことです。