エントリー数は絞っちゃダメ!ほとんどの学生が知らない就活の嘘
特に大手企業には学閥が存在することが多く、学閥=採用実績校となるため、採用実績校ではない学生は事前にふるいにかけられることが多くなります。
3つめが、「採用がうまくいった」という本質的な理由は、「有名大学の学生が何名採用できたか」にあります。
たとえば、みなさんが採用担当者で今年の採用の成果を上司に報告をしたとします。おそらく上司は、「どこの大学の学生が何名採用できたか」について報告を求めるはずです。
有名大学でなかったり、採用実績校ではない学生では、仮に人物的に優れていたとしても上司は評価することが難しくなります。
■ES作成に時間をかけることは時間のムダ
大学のキャリアセンター(就職課)では、採用の専門家を講師として招き、学生向けの自己分析講座を開設しています。自己分析とは、過去の経験から価値観などを整理し志向性を明確化させて、自分の強みや弱みのたな卸しをしながら、自分自身の軸を発見すること。多くの学生の目に、自己分析は新鮮に映ることでしょう。
しかし「企業の採用と学生の就活」の双方にたずさわった経験から申し上げるなら、学生が自己分析に力を注いでも、就活にはほとんど役立ちません。