35歳までに転職経験を持つべし!知的好奇心を刺激される仕事観
■2:40歳までのキャリアをどのように描いてきましたか?
40歳までのキャリアをどう描くべきか?
この点については、ポイントが2つあると石丸さんはいいます。まずひとつは、「自分のものさしはなにか」ということ。もうひとつは、「自分の給料は自分で決める」ということだとか。
石丸さん自身は、キャリアを描く際には、直感ではなく、ものすごくいろいろな選択肢を考えるのだそうです。そのとき忘れてはならないのが、「自分のものさしはなんだろう?」ということ。
たとえば、それまで勤めていた公団を辞めてコンサルに転職する際、「お前は残っていれば20年後には社長になれるのに」と多くの人にいわれたのだといいます。
ところが、20年後に社長になるということは、自身の価値基準(ものさし)においては高いものではなかったというのです。そもそも、20年後に会社があるかどうかもわからない。
だったらそれよりも、別の可能性にかけることを選んだというわけです。
一方の「自分の給料は自分で決める」は、当たり前のようで、しかし日本人があまり意識できていない点だと指摘します。
大学の同期で公務員として働いている人と話すと、来年の給料がどうなのかをすごく心配しているのだそうです。