ぼんやり時間が脳にいい!電車内でゲームしても何も悪くない理由
『これが「買い」だ私のキュレーション術』(成毛眞 著、新潮社)の著者は、マイクロソフトの社長を務めたのちに独立し、投資コンサルティング会社「インスパイア」を設立した人物。
現在は早稲田大学客員教授、スルガ銀行社外取締役、そして書評サイト『HONZ』代表としても知られています。
そんな著者による『週刊新潮』の人気連載を単行本化した本書は、情報に流されることなく、あらゆるものを的確にキュレーション(情報を集め、まとめる)する術を明かしたもの。
最先端IT機器やアプリ、果ては住まいの選び方、あるいはSNS活用法、投資先、遊び場所、接待手段、人物やニュースの見分け方まで、モチーフもさまざま。
そして、「手に入れるなら、世間の逆を行け」という“逆張り”の選び方を貫いている点が最大の特徴だといえます。
きょうはそのなかから、時間についてのユニークな記述を引き出してみたいと思います。
■ぼんやりする時間を持つべし!
ご存知のとおり、昨今は電車の中で本や雑誌を読む人が少なくなり、代わりにスマートフォンでゲームをしている人をよく見かけるようになりました。
それは悪いことのようにいわれていますが、著者の意見は少し違うようです。