ぼんやり時間が脳にいい!電車内でゲームしても何も悪くない理由
しかし、それよりもずっと単純だというのです。
なぜなら、画面になにが隠れているのか、文字でヒントが表示されるから。そのため、文字を見ると反射的に手が動くというわけです。
正直なところ、そう説明されても、なにが楽しいのかわからない部分はあります。
でも、予定調和的に身をまかせることは、思いのほか快適だというのです。つまり、気分よくぼんやりできるということ。
■ぼんやりのための手間をかける
なにもしない、ぼんやりできる時間をつくるのは、意外に難しいもの。しかし著者は、ゲームというツールを用いることによってそれを確保しているというわけです。
そして、そんなことをしているからこそ、「いろいろなものに追われる現代日本では、せめて電車のなかくらいは、ぼんやりするためにゲームをしてもよいのではないか」という発想になるというわけです。だから著者自身も、ゲームをするのはたいてい移動中。そして飽きたら、ボーッとするための新しいゲームを懸命に探すのだそうです。そして、「ぼんやりするため、この程度の手間は惜しんではならない」とも記しています。
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このトピックからもわかる通り、著者の発想は実にユニーク。