整形経験者は11%!なぜ美容整形の事件が増え続けているのか?
プチ整形の流行もあり、いまや美容整形は身近なものになりつつあります。
ところが国民生活センターの発表によると、美容医療(美容整形)の相談件数は年々増加傾向にあります。
手術後に後悔しないためにも、「その手術が本当に必要なのか」「さまざまなリスクを抱える覚悟はあるのか」などを充分に考え、自分自身に問いたださなくてはいけません。
しかし、なぜ美容整形の事件が発生するのでしょうか?美容整形の系譜とともに追ってみます。
■美容整形の経験者は18~38歳で11%
美容整形が本格的に普及していったのは、第二次世界大戦以降とされています。
野中邦子の訳書『プラスチック・ビューテイー 美容整形の文化史(エリザベス・ハイケン、平凡社 1999年5月)』では、体の負傷を負った部位を治療することからはじまったとされています。
その後、外見に劣等感を感じている部位を治すことが一般化され、現在では美容目的の外科的措置が行われるようになっています。
また、クロス・マーケティング社が2010年に行った調査(調査対象は18~39歳)には、美容整形をしたことのある人は11%いたという結果があります。
しかし実際には、アンチエイジングのニーズが高まる40歳~50歳の層のデータや、プチ整形などが含まれていないため、実際にはもっと多いことが予想されます。