くらし情報『資産運用で損失100万円!株式投資で失敗する2つの心理的原因』

資産運用で損失100万円!株式投資で失敗する2つの心理的原因

冷静に考えれば、これは誰でもわかる原理原則です。同時に、この原理原則を熟知している投資家ほど、日ごろから四季報を見て株価や利益率、事業内容を細かくチェックし、時代の動向と併せて日々研究しています。

ところが「みんなと同じ」を好む投資家は、そういったこまめな勉強をしません。

証券会社の営業マンや株式評論家の意見に従う、あるいはマネー雑誌の袋とじの株を買うなど、周囲の意見に左右されて株の売買を決定しているのです。

なかには「他の株主はもう売却しているよ」のひとことで動揺し、慌てて売却する人もいるほどです。

なぜ、このようなことが生じるのでしょうか。

こういった心理現象は「ハーディング現象」として説明ができます。「ハーディング現象」とは、「みんなと同じであることで安心する」心理のこと。
この心理は、諸外国にくらべて日本人に特に多いとされています。それは、「出る杭は打たれる」「波風立たせない」「赤信号みんなで渡れば怖くない」という日本独特の言い回しからも理解できます。

株式投資は、「お金」という人間の生存欲に強く影響を与えるものに関わる活動です。さらに扱う金額も100円、1,000円ではなく、10万円、100万円といった大きな単位になります。

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