数字も立派なオモテナシ!なぜ日本の会社員には理解できないのか
と思って聞いています。
■上司が部下に数字で説明を求める理由
そもそも、なぜ上司は「数字」を求めるのでしょう。
上司は現場の細かい仕事まで常に把握しているわけではありませんし、そもそもそんなことは無理です。
また、その上司はさらに上の人間(つまり上司の上司)に現場の状況を正確に伝える必要があります。
だから、そのまま正確に状況を説明できる「数字」を部下に要求するのです。
その客先の担当者は、自分が数字アタマだからデータでの説明を要求しているのでしょうか?
私はおそらく違うと思います。
その担当者も、社内で上司に決裁をもらう必要があるはず。つまり、誰かに説明し、納得させなければならない立場です。
にもかかわらず、営業担当者が「モノはいいんです!」「必ずご満足いただけます!」だけでは、ハッキリいってお話になりません。
いずれのケースも相手にそのようなインサイトがあることを認識できれば、数字で説明してほしいというリクエストは「面倒くさい要求」や「ワガママな要求」ではありません。大切な相手への「オモテナシ」のチャンスである、ということが理解いただけるのではないでしょうか。