なぜ日本人の16%は貧困なのに「貧困バッシング」が起きるのか
にあるようです。
掲示板等で見かける「自分は働いているが生活保護以下の暮らしをしている。受給者は贅沢だ」という意見に象徴されるように、生活保護者受給者と自分を見比べて受給者の方が楽に見えてしまい、バッシングを行ってしまうのです。
こうした方は、生活保護制度について学ぶことで、生活苦と理不尽なバッシングをしてしまう生活から抜け出せるかもしれません。
ネット炎上は富裕層が、貧困層へのバッシングは貧困層が行っているということから、貧困に苦しむ女子高生が炎上した本件には、多くの層が関わっているといえるのではないでしょうか?
■普通の人でも貧困状態に陥る可能性は高い
貧困問題は自分には関係ないと思っている方もいるでしょう。しかし、この不安定な社会で生きていく以上、不運が重なって貧困に落ちるリスクはすべての人に存在します。
厚生労働省「平成25年国民生活基礎調査の概況」の「生活意識別にみた世帯数の構成割合の年次推移」によると、生活が「大変苦しい」「苦しい」と答えた人は2001年の51.4%から2013年には59.9%と大幅に増加しています。
中間層の人でも、リストラや事故等で、貧困に陥ってしまうリスクを抱えているのです。