くらし情報『なぜ日本人の16%は貧困なのに「貧困バッシング」が起きるのか』

なぜ日本人の16%は貧困なのに「貧困バッシング」が起きるのか

貧困JK騒動も、ネットの存在がなかったら個人特定もされずに、ここまで大事にならなかったのではないでしょうか?

■富裕層が炎上起こし貧困層が貧困層を叩く

では、貧困に対するバッシングはどのような層が中心となって行われているのでしょうか?

今回の騒動のようなネットの炎上は、社会的弱者が中心となっているといわれていました。

しかし、国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの山口真一助教が20歳以上の男女1万9,992人を対象におこなったアンケートで、炎上に加担しやすい人は個人年収や世帯年収が多い人や子どもがいる人などであることがわかっています。

社会的な地位のある人が炎上を起こすのには驚かされますが、仕事等で溜まったストレスをそこにぶつけているのかもしれません。また、努力が実って社会的に成功した人にとっては、運悪く貧困に陥ってしまった人が努力していないように見えることもあるでしょう。

一方、貧困に苦しんでいる人が、生活保護を受けている人を批判するという意見もあります。

岩波書店から出版されている『生活保護から考える(稲葉剛著)』本来生活保護を受けるべき人が、生活保護受給者を非難している不可解な構図の原因は、「嫉妬」

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