くらし情報『ほとんどの人が知らない「賃貸契約で賃料1ヶ月分」安くする秘策』

ほとんどの人が知らない「賃貸契約で賃料1ヶ月分」安くする秘策

損もしていません。

そのカギは、「募集報酬」というものにあります。

初めて聞く方も多いと思いますが、募集報酬とは大家さんが仲介業者さんに向けたもの。

「入居者を決めてくれたら、賃料の2ヶ月分を御礼としてあげるよ」という内容の、いわゆる謝礼金のことです。

たとえば、1部屋の空室の入居者募集をする際、大家さんは仲介業者(お客さんにマンションやアパートを紹介する業者)へ、この募集報酬を支払っています。

つまり募集報酬は、仲介業者にとっては利益というわけですね。

■大切な礼金が意外と簡単に削れる理由

では、お客さんから「礼金をまけてほしい」といわれた場合、仲介業者はどのような行動に出るのか。

その際には、「募集報酬を1ヶ月分削るかわりに、礼金を1ヶ月分削ってほしい」という交渉を大家さんにしています。


募集報酬を1ヶ月分削って、礼金を1ヶ月削るということを、大家さん目線で見てみましょう。もともとの条件は、大家さんの支出が募集報酬2ヶ月分、収入が礼金1ヶ月分です。そこに礼金1ヶ月分カットの交渉が入ることにより、支出が募集報酬1ヶ月分、収入は礼金が0ヶ月分(つまりゼロ)となります。

もうおわかりだと思いますが、大家さんにとっての支出はどちらの条件も家賃1ヶ月分になるのです。

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