最初の48時間で点数を稼ぐべし!新環境で周囲の信用を得る方法
など、常に期待される以上の結果を出すと、「成果という貨幣」の貯金ができるという考え方です。
つまり、成果貯金=(知性+経験+効果的な実行)×頻度となるわけです。
ウェブスターの辞書では、「貨幣」は「交換の媒介物として流通しているもの」と定義されているそうです。つまり評判がよく、すぐれた成果を上げたという実績があれば、それと「交換」できるものを持っているということになるのです。
それは、誰もが就きたがる社内のポスト、昇給、上級幹部への紹介、意思決定会議で尊重される発言権、大きな取引で担当チームに加わること、顧客の前でプレゼンテーションする機会、ミスをしたときの埋め合わせをするチャンスなど。
■成果貯金がなければ前進できない!
著者によれば成果貯金はきわめて有益で、なににも代えられないもの。組織内で政治力がなく、特に際立った地位でもない場合には、特に重要になるといいます。
なぜなら駆け出しのころは、どんな組織にいたとしても、その種の力は持っていないものだから。
そこで新しい組織に入ったら、早いうちに点数を稼ぎ、成果貯金を手に入れることが大切。具体的には、与えられた仕事をきちんと実行し、その仕事ぶりを上司とまわりの人に認めてもらう必要があるわけです。