マンション総戸数「15戸と300戸」選んで得するのはどっち?
この設備の違いは、単なる敷地面積だけの違いではなく、住む人が多ければそれなりの共用部が必要になりますから、大規模マンションは充実した設備になります。
■購入前には今後の支出も視野に入れるべし
次に、総戸数を15戸と300戸で、どんな違いが出るかについて、支出の面を見ていきましょう。
マンションを保有した時の支出と言えば、管理費と修繕積立金。
まず管理費については、小規模も大規模もあまり大差はありません。
大規模マンションは充実設備を維持する為の維持費が掛りますから、管理費も高いのではないかと思われがちですが、世帯数が多い分お金も集まり、一世帯あたりの管理費も比較的抑えられます。
そして修繕積立金ですが、ここに大きな差が出てきます。
では、10年~15年に1度行われる大規模修繕工事を例にしてみますが、
・小規模マンション不足金:1,000万円1,000万円/15世帯=約67万円
・大規模マンション不足金:5,000万円3,000万円/300世帯=約16万円
これくらいの差が出てしまいます。
■結局15戸と300戸ならどっちが正解か
以上のことから、充実した設備に恵まれ、修繕積立金の負担額も低い大規模マンションに住んだ方が得ではないか、と思ったでしょう。