自分の話をするより難易度が高い「人の話を聞く」5つのステップ
相手の話を盛り上げる
まず第1ステップですが、苦手な相手は誰にでもいるもの。しかし、だったら「好きになればいい」という発想です。相手を好きになれば、相手からも好かれるものだから。
次に第2ステップ。相手に主役として立ってもらうための舞台づくりとして、相手が話しやすい場をつくる。
そのうえで第3ステップでは、相手を褒めて、心を開いてもらう。「話したい」と感じるのは心を許せる人が自分を受け入れてくれるときなので、その土台をつくるということです。
◼︎会話術はビジネスにも応用可能!
第4ステップですべきは、相手が話したいことを質問で引き出していくこと。
誰にでも「ここを聞いてほしい」という心のスイッチがあるので、そこを押せばいいという考え方です。
そして最後の第5ステップでは、相手の話が途切れずにふくらんでいくように、場を盛り上げる。ポイントは、聞き方、盛り上げ方次第で、相手の話はいかようにも変化するということ。
本書ではこのようなコンセプトを軸に、“聞くための会話術”が展開されるわけですが、ここで意識しておいていただきたいことがあります。それは、「ラジオDJの話だから」と他人事のように流すのではもったいないということ。