1日30分運動するだけで「しない人より5年長生きできる」と判明
人と比べると、32~56%死亡率が低いことが判明。
様々な要因によって違うので幅のある数字になっていますが、運動による効果があるということは確かなよう。週に1時間以下の軽い運動でも違いがあるのだとか。
また、激しい運動をする人は他とくらべて23~37%ほど、心臓病を含む疾患での死亡率が低いことがわかったのです。
■激しい運動は特に効果的!
調査をした研究者によると、ポイントは激しい運動。汗をかくような激しい運動は、多ければ多いほど死亡率が低かったのです。心臓に負担がかかって、体に悪そうな気がしますが、そんなことはないんですね。
調査では、年齢によってリスクの上がる病気などの要因を加味しても、軽くても何か運動する人は、ずっと座っている人よりも、平均して5年ほど長生きするという結果になりました。
ここから、週6日、30分以上、軽くてもいいので運動する人は長生きする傾向にある、という結論が導き出されたのです。
これは観察研究なので、長生きが運動する時間に関係しているのか、他の要因によるのか、はっきりとは言えない部分もあります。
2000年に改めて調査を開始した時点で健在だった被験者たちはそもそも他の人より健康だったのではないか、という意見も出ています。