人生の99%を支配する厄介な「思い込み」とうまくつきあう方法
たとえば、髪を金髪に染め、派手なメイクをし、派手は服を着ている女性が子どもを連れて歩いている姿を見て「ヤンママだ」「ちゃんと子育てをしていなそう」などと決めつけてしまいがちなのがその一例。
こうしたレッテル貼りは、無意識のうちにやっているもの。レッテルを貼った方が、楽に理解しやすいからだといいます。
(2)欲望
男性が、肌を露出して歩く女性に見とれてしまうのは、それが本能だから。異性に対する欲望という思い込みが、見とれるという行為を生むのだそうです。
欲望というのは、根源的なある種のバイアスだという考え方。
「本能の赴くままに」という表現には、考える前に行動しているようなイメージがありますが、実際にはこうしたバイアスが作用しているというわけです。
(3)感情
うれしい、楽しい、苦しい、怖いといった感情もストレスを生むもの。
感情によって、認知の仕方は変わるということです。
他人の成功を見たとき、自分の調子がよければ「おめでとう!」と素直に喜べます。しかし、不調のときは嫉妬してしまう。
このようなことを“気分一致効果”というのだそうです。気分がいいときはいい情報を、よくないときは悪い情報ばかりを集めてしまい、ものごとのとらえ方が気分によって変化する現象のこと。