人生の99%を支配する厄介な「思い込み」とうまくつきあう方法
(4)自己意識
「私って●●じゃないですか」と自己評価する人がいます。心理学では、自己評価など自分自身に意識を向けて認識することを“自己意識”と呼ぶそうです。
自己意識が高い人は、常に自分のしたことを反省したり、自分を理解しようとしたりしているもの。
さらに、周囲にどう思われているのかも気になる。周りの評価が気になるということで、女性が髪型やファッションに気をつかうのも、他者評価を気にしているからだとか。
そしてそれも、「女性はファッションにこだわる男が好きに違いない」という思い込みが発端になっているのだそうです。
こうした認知バイアスが思い込みを生み出し、増強させていくのだというわけです。偏りを完全になくして世界を見ることは不可能ですが、こうしたバイアスがかかっていることに意識的になるだけでも、冷静になれるものだといいます。
(文/印南敦史)
【参考】
※鈴木敏昭(2015)『人生の99%は思い込み―――支配された人生から脱却するための心理学』ダイヤモンド社