ハノイに来たら食べたいグルメ3品「ソイ」「チャーカー」「ブンボーナンボー」
旧市街のチャーカー通りにはチャーカーの専門店が数軒並んでいるが、その発祥といわれているのが14 Cha Caにある「CHA CA La Vong(チャーカー・ラヴォン)」である。
創業は1871年。外観からも老舗の雰囲気が伝わってくる。案内されるままに古めかしい階段を上がり、席に着くと、すぐに名刺サイズの英語付きのメニューが目の前に置かれた。
メニューといっても料理はチャーカーのみなので、人数を伝えるだけでいい。チャーカーは1人前17万VND(約900円)。ベトナム料理の中では高級料理の部類に入る価格だ。
注文後、人数分の油鍋セット(ガスコンロ、米麺、トッピングなど)が運ばれてくる。
チャーカーに使われるのは、カーラン(Ca lang)というナマズ目ギギ科の淡水魚。揚げ焼きされたカーランの鍋に、スタッフが目の前でディルと青ねぎをたっぷりと加え、炒め合わせてくれる。一見、油っこそうだが、ディルと青ねぎの効果でさっぱりと食べられる。
この料理に欠かせないのが、海老の発酵調味料・マムトム(Mam tom)。強烈な匂いを放つマムトムはベトナム人でも苦手な人が多いが、この機会に一度試してみてほしい。