プミポン国王を偲んで……タイの有名アーティストたちが次々と発表する追悼曲
となります。その治世は70年にも及ぶため、今生きているタイ人のほとんどがラマ9世時代に生まれているのですが、この言葉は「この時代に生まれてよかった」「国父・プミポン国王の子供で良かった」ということを誇らしげに掲げたもの。
歌詞は、「私はラマ9世の治世に、タイの国土の上で生まれた。父の愛の下に生まれた。
しかし10月13日、私の心は壊れてしまった。太陽は輝きを失い、暗闇に包まれてしまった。
この曲はお父さんの曲です。
ただお父さんに聴いてほしい
たとえ流れる涙が国土を覆い尽くしたとしても
お父さんに届くまで歌い続けたい
お父さんを愛しています、と」といった内容です。
セーク・ローソーは90年代にロックバンド「ローソー(LOSO)」のリーダー&ボーカルとしてデビューし、バンド解散後もソロで活動を続けているロック歌手。
かつて麻薬吸引写真が出回ったり、元奥さんに対するDV疑惑が流れるなど、悪い意味でもロックスター的なイメージの強い人なのですが、ここぞという時に聴く人のハートをがっちり掴む歌を作るところはさすがといえるでしょう。
今回は代表的な追悼曲を3曲紹介しましたが、タイ国内では今も有名・無名を問わずさまざまなアーティストが次々と追悼曲を発表しています。