2023年12月8日 21:40
「ファーストクラスに相応しくない」ボロボロな87歳老婆の搭乗を拒否する客室乗務員の残念過ぎる末路
と声を上げるので、周りもざわつき始めてしまいました。私は自分の席に座っているだけなのに……。ビックリしていると、手にしていたバッグが奪い取られ、中身が床に散ってしまったのです。
機長まで飛んできて…
この騒ぎを聞きつけて、機長まで飛んでくる始末。「ど、どうされました!?」と慌てている様子に、私は申し訳なくなってしまいました。
例の客室乗務員は、「この人が盗んだチケットを使って、ここに居座ろうとしているんです!」と相変わらず憤慨して機長に訴えたのですが、彼は私を見て目を丸くしました。
「この方は、わが航空会社の大株主だぞ!」
そこで私も思い出したのです。そういえばこの機長、株主総会で何回か顔を見たことがあったっけ……。
私は客室乗務員に向き直り、静かにこう言いました。「あなたのおかげで、この会社の内部を詳しく知ることができました。お客を見た目で判断するような客室乗務員を雇っているのね」
強制降機させられたのは
平謝りする機長と、あっけに取られてぼう然としている客室乗務員。謝りもしない彼女を前に、私は続けました。
「ファーストクラスに限らず、乗客の皆さんはお金を出して空の旅を楽しみにしているはず。