2023年12月30日 21:40
男「もしもし母さん?オレだけど」母「…詐欺だ!」⇒だまされたフリして捕まえようとした結果
なぜかそういう話にならないのです。
そのうちに、いきなり「母さんは昔からまんじゅう好きだったよね」とか「俺は母さんの作る魚肉ソーセージのアメリカンドッグが好きだった」と言い始めて、私は大仰天。たしかに、昔子どもたちがお友だちを家に呼ぶたび、そういうおやつを出していたのです。しかし、なぜそれをこの偽コウタが知っているのか謎が深まるばかりでした。
「あなたはもしや……?」。ある考えに至った私が確認しようとすると、すぐに電話が切られてしまいました。
ついに出てきた親玉!?
偽コウタからの電話が途絶えて数日。「妊婦の弁護士」を名乗る男から着信がありました。
ついに来た! と思いつつも黙って聞いていると、「示談金1000万円を今すぐ振り込んでください。無理なら500万でもいい。訴えられたくなきゃ急いでください」などと明らかに怪しい持ち掛け方で振り込みを強要します。
「振り込む前に息子と話をさせてください、そこにいるんでしょ」とねばると、ついに話し手が交代。私は、電話口に出た偽コウタに言いました。
「いい、 話をよく聞いて。今すぐそこの事務所を出て、外で待っていなさい。マサヒコ! あんたは、今が正念場。