2024年1月25日 23:40
人生をかけた商談当日、母の形見の時計を着けていった私「その時計、どこで手に入れた?」⇒驚きの過去が判明
「この部署では私はまだ新人……」と驚きましたが、「君なら絶対大丈夫!」と太鼓判を押してくれました。というのも実は部長、私が就職したときの部署で指導をしてくれた昔からの上司で、今までの仕事ぶりを信用してくれたのです。
「お任せください。ご期待に添えるよう、尽力します!」と私は気を引き締めて承りました。
サポートにもう1人先輩をつけるよう言われ、人探しをしていたのですが、さっそく名乗り出てきたのはあのA。「俺に任せていただければ安心ですよ!」と自信たっぷりです。
部長は、Aを任命するかどうかとても迷っている様子でした。どうやら、彼に対して少し不信感を抱いているようでしたが、他に立候補者も出ず(皆Aに関わりたくない様子)、2人で協力するという前提で承認することに。
しかし私は、「コイツに任せたら絶対にうまくいかない」と直感。実際、リサーチもプレゼンの用意も何も始めない彼のことは放っておいて、ひとりで商談資料を作成したのです。
人生をかけた商談日
そして迎えた商談当日。会社の今後を左右するほどの大きな案件です。社運、いえ、私の社会人としての人生をかけた商談とも言えるでしょう。家を出るとき、母が亡くなる直前に身に着けていた形見の腕時計を自分の腕に着けました。