2024年1月25日 23:40
人生をかけた商談当日、母の形見の時計を着けていった私「その時計、どこで手に入れた?」⇒驚きの過去が判明
会社員の私。最近現在の部署に配属になりましたが、中学卒業後ずっとこの会社で働いています。というのも両親を早くに失い、親戚の世話になっていたため、早く自立したかったのです。そんな経験からも、実力が認められて任される仕事が楽しくて仕方ありません。唯一の気がかりは、高飛車な先輩Aの存在でした。
横暴な先輩A
先輩社員のAは、有名な私立大学出で、麻布十番に実家があるお坊ちゃまであることを鼻にかけ、中卒の私をいつも見下しています。それだけではありません。毎回、あと少しで契約締結という段階の私の仕事を、「例の案件は俺が引き継ぐ」と横取りしていくのです。
この部署で一番新米なのは私で、次がA。そのため、自分より後輩で低学歴な私からなら、いくら仕事を奪ってもいいと考えているよう……。その一方で、彼が上司に隠れて業務をサボっている姿を、私はたびたび目撃しています。実際、口ばかりで能力的にはほとんど頼りにならないのです。
しかし、こういうことは自分に返ってくるもの。いずれ痛い目を見るのは彼のほうだと思い、私は目の前の仕事に集中することに。そんなとき、仕事中に突然部長から呼び出しがありました。
重要案件を任されたけれど?
部長の話とは、重要案件の担当のご指名。