2024年4月6日 22:10
遅刻を正当化する社長の息子「重役出勤は当然」⇒社長「お前が重役になる未来はない」顔面蒼白になったワケ
孫とも久しぶりでな。最近遊びに来てくれないからバアさんも寂しがっているぞ」「ごめんごめん、最近忙しくて……。でも、社内でプライベートな話はだめよ。孫だろうと何だろうと社員は皆同じだって、おじいちゃん自身が言ったのよ」
私たちの会話についていけない御曹司は、「か、会長? ま、孫娘?」とぼう然としています。
「知らなかったのか? 彼女は総務部の優秀なメンバーであるだけでなく、オーナー会長のお孫さんだよ。私はただの雇われ社長。何の勘違いか知らないが、お前が社長になどなれるはずがない」
どうやら社長は今回の騒動で初めて、自分の息子が仕事もせずに横柄な態度を取っていたという実態を聞いたようでした。
ダメ息子の末路
泡を食ったような顔の御曹司に、私は伝えました。
「会社のトップには、血縁関係ではなく仕事ができる人間が就任すべし。会長である祖父の信念ですから。私も、一般採用試験を受けてこの会社に入り、特別扱いされることなく仕事をしてきました」
一方で社長は、ガックリ膝をつきました。「オーナーから経営を任されているというのに、役立たずの息子を入社させてしまった……。総務部で社会経験を積ませたいと思ったが、それも私のエゴだった。