2022年8月8日 02:40
突然の激痛に二度となりたくない人が続出する尿路結石症。ついやりがちな発症のリスクとは【医師監修】
尿路結石症になった患者のうち、約40%が肥満傾向にあり、生活習慣病を抱える人の発症リスクは高くなっています。
壮年期の男性は働き盛りで、宴会や会食の機会が多くあります。そのため、暴飲暴食、過度なアルコールの摂取などにより食生活が乱れてしまうことも。女性も同じく、つい食べ過ぎたり飲み過ぎたりすることはあまりよくありません。女性の罹患率が男性の半分であるとはいえ、尿路結石症を発症するリスクはあります。
また、近年はコロナ禍で飲み会などの機会は減ったものの、今度はステイホームなどで外出することが少なくなったことで運動不足になりやすくなっています。食事だけではなく、適度な運動も尿路結石症の予防になります」(窪田先生)
尿路結石症の予防法は?
水分摂取とバランスの取れた食事が大切
生活習慣と大きく関係する尿路結石症の予防には健康的な生活が大切です。では、健康的な生活とは一体どのようなものなのでしょうか。
「まず、尿路結石症を予防するにはとにかく水分が大切です。できれば1日2リットルは飲んでください。一気に飲むのではなく、こまめに飲むこと。それから、冷やした水でも構いませんが、体が冷えてしまうのでなるべく常温の水を摂取したほうが良いでしょう」