月経に悩む多くの女性に知ってほしい!バイエル薬品が示すLEP治療の可能性
子宮内膜症患者では、希望の職業に就くことができなかった割合が、一般女性に比して1.8倍高いというデータも。
●35歳〜/金銭面における問題
治療にかかる医療費の負担や、疼痛に伴う収入減。日本のデータを用いた研究では、月経困難症・子宮内膜症による生産性損失は一人当たり年間約36万円と言われている。
QOLや労働生産性に嬉しい変化をもたらす、LEP製剤
では、女性はただ我慢するしか方法がないのかというと、そうではありません。月経困難症には、治療剤として低用量エストロゲン・プロゲスチン配合剤(LEP:Low dose estrogen-progestin)が推奨されています。
通称LEP製剤と呼ばれるこの薬には、子宮内膜の増殖を抑制し、痛み物質(プロスタグランジン)の産生を減らす作用があるのです。
この効果をより裏付けるべく、吉野医師を筆頭に行われたというのが観察研究。月経随伴症状、健康関連QOL(※2)、労働生産性について調査が行われました。
その結果、日本人女性において、月経困難症は健康関連QOLおよび労働生産性のスコアと関連していることがわかりました。
実臨床において月経困難症状の身体的・精神的側面の改善によるQOL、労働生産性への影響が期待できます。