【子育てパパ・ママのための、お金の習慣】続けられない人でも大丈夫! 家計簿アプリの上手な活用法とは
スイカ等の電子マネーに関しては、チャージの領収書をとっておいてください。使った分を手入力する必要はありません。クレジットカードで払ったときはお店からレシートがもらえるので、問題ないですよね。
とっておいたレシートは空いた時間にアプリを立ち上げて、スマホで写真を撮ります。すでに設定されているカテゴリーの1つを選んでレシートを撮影するだけで、自動認識機能で「いつ」「どんな商品を」「いくら使ったか」がアプリに入力される仕組みです。たまに誤認がありますが、手入力で修正することは可能です。友達と行った居酒屋のレシート等、レシートが長い場合は手入力に切り替えたほうが簡単です。
お金の使い方は人それぞれ。それを知ることが大切
家計簿アプリを使ったこの作業の目的は、「あなたのお金の使い方を、あなた自身が理解する」こと。お金が貯まらない人の大半は、贅沢はしていないのになぜかお金が消えていく、というもの。数多くの家計診断を行いましたが、8~9割のお客さまがこのタイプです。一見無駄なことはしていないように見えるご家庭も、お金の流れを整理していくことで問題点が透けて見えるようになります。よくあるケースが、「こんなに食費がかかっていたっけ?」というものです。共働き夫婦に多いのは、「自炊しようと食材を買い置きしていたけど、疲れちゃって外食しちゃった」というケース。このために、食費が10万円以上かかっている家庭もあるかと思います。なんとなく続けていることが、家計を圧迫しているのです。
こういった「家計のクセ」をあぶり出して、適切な予算設定に修正し、家計管理の習慣を立て直すことが今回の目的なのです。ちなみに、私が仕事で行っている個人コンサルティングは、「1,本人申告(家計簿等を付けている場合)」「2,通帳と給与明細」「3,家計簿アプリ(相談申し込み後に行っていただいています)」のいずれかのデータをもとに“家計の見える化”を行っています。