【子育てパパ・ママのための、お金の習慣】子どもの金銭感覚を高める 小遣いの渡し方
ファッションに興味のあるお子さまなら、洋服代を含めてやりくりさせてみては?一緒に予算を決めて、その範囲内で買い物をするのです。洋服にお金をかけたかったら、友達とはお金のかからない遊びを取り入れたり、服の一部に古着を使って出費を抑えたりすることも覚えていくはずです。
携帯電話を使っているなら、小遣いで携帯電話の通話料等を払うようにするのも一案。たとえば、小遣いを毎月1万5,000円にして、その月に支払う携帯通話料等を差し引いた残りを小遣いとして渡すのです。小遣いを増やしたいなら、携帯の使い方を考えるようになります。どうやったら通話料等を抑えられるかは、親がヒントを与えたり、ショップに一緒について行ったりプラン変更を検討したりして、サポートしてあげるといいでしょう。
お金に興味がなく、ほとんど使わないというお子さまなら小遣いを無理に渡す必要はありませんが、少し渡して「貯金してみては?」と提案するのも一案です。今は必要なくても、将来何か欲しいモノが出てくるかもしれません。
そのときのために「こうやって貯めるのよ」と、一緒に預金口座を作りに行って、ATMの使い方を教えればいいのです。こういった経験も、できるだけ早く体験しておくと、お金を貯める効果が実感でき、お金に対する苦手意識も少なくなります。
気をつけたいのは、子どものモノをすべて親が決めて買い与えること。自主性が育たないばかりか、自分の所有物がいくらのモノなのかがわからなくなり、金銭感覚を麻痺させる要因となります。少しずつ子どもの判断でモノを買う機会を増やし、生活力を高めておきましょう。そのために小遣いはあるのです。
コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)
CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士
関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。
求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。
家計アイデア工房 代表
※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
趣里と古田新太の弁護士親子が法廷で対決。多額の寄付と書き換えられた遺言書の真相に迫る【『モンスター』第6話】