くらし情報『土佐が生んだ幕末の鬼才絵師「絵金」の作品24点を発見 高知県香南市の創造広場「アクトランド」にて初公開』

2021年11月16日 09:30

土佐が生んだ幕末の鬼才絵師「絵金」の作品24点を発見 高知県香南市の創造広場「アクトランド」にて初公開

ろうそくの揺れる光で見る絵馬提灯は、宵祭りの雰囲気をさらに盛り上げます。

■鬼才絵師・絵金とは?
絵師・金蔵(文化9~明治9/1812~1876)を略して絵金と呼ばれています。もとは狩野派絵師だったがのちに失脚して町絵師となり、芝居絵屏風を多数制作するようになります。当時の庶民の娯楽であった歌舞伎や浄瑠璃を題材とし、芝居の修羅の世界を極彩色で彩った芝居絵屏風は、ろうそくの揺れる光に映し出され、うごめくように息づいています。その独特の画風は「おどろおどろ」と表現され、近年の江戸絵画人気により全国的に注目され始めています。
現在でも高知県各地の神社で年に一度の夏祭りの夜に飾られ、土佐の祭礼文化を彩っています。

土佐が生んだ幕末の鬼才絵師「絵金」の作品24点を発見 高知県香南市の創造広場「アクトランド」にて初公開

絵金筆「伊達競阿国戯場 累」(部分)赤岡町絵金祭りにて

<高知県内の各地で行われる夏祭りにて展示される絵金の作品>

土佐が生んだ幕末の鬼才絵師「絵金」の作品24点を発見 高知県香南市の創造広場「アクトランド」にて初公開
高知県内で行われる夏祭りにて展示される絵金の作品

絵金は、龍馬と並ぶ幕末土佐を代表する人物であり、年に一度、絵金の芝居絵屏風を町中に飾る「絵金祭り」(香南市赤岡町、7月第3土、日曜日開催)では、小さな町の商店街に国内外から2万人を集める祭りとなっており、高知の観光資源となっています。

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