郡司 成江、美容室経営で培った人材育成法を広く伝えるため、『理想のメンバーを育む 人財育成の教科書』を12月6日に刊行

という先代の頃からのスタンスを受け継ぎながら、新たな試みを続けてきました。その結果2021年に、「第11回 日本でいちばん大切にしたい会社大賞」審査委員会特別賞を受賞しました。
この受賞は、著者だけでなく働くスタッフや先代にとっても大きな励みになりました。

本書では、受賞理由にもつながる、著者が試行錯誤しながらも実践してきた試みを、事例も交えて記載しています。

●著者が年に一度、スタッフ約140名全員とマンツーマンで面談を行い、スタッフの特徴を把握して、どのようなポジションで仕事をしてもらうのがよいかを組み立てるなど、スタッフ一人ひとりが活躍できる環境を模索し、本人の希望も考慮しながら提案していること。

●長時間労働を解消するために、美容室の新人のトレーニングを夜中に行うことをやめて、平日の昼間の研修に切り替えたこと。

●育児休暇を3回取得した女性スタッフや、育児休暇を取得しながら20年以上も勤続しているスタッフなど、何人もの女性が会社の幹部になっていたり、「育児や介護との両立など、働く方のニーズの多様化」に対応し、実現していることといった事例を数多く載せています。また、著者自ら育児と仕事を両立し、2人の子どもを育てているという体験から、産休・育休などが取得しやすい、社員が働きやすい職場環境づくりに力を入れています。