2022年3月22日 10:00
2022(令和4)年度国立博物館収蔵品貸与促進事業 実施対象館が決定 国立博物館所蔵の文化財113件が愛知・島根・栃木・鹿児島・滋賀・沖縄に里帰り!
これは、平安時代の歌物語「伊勢物語」第九段の「東下り」で、在原業平といわれる主人公が八橋(現・愛知県知立市)で「かきつばた」を歌に詠んだことに由来します。公家の教養であった「伊勢物語」は、江戸時代には尾形光琳(1658~1716)や乾山(1663~1743)といった琳派によって八橋のかきつばたが描かれ、出版文化の隆盛とともに庶民にも活字で読まれるようになりました。本展では、「伊勢物語絵巻(模本)」などを東京国立博物館から、「伊勢物語絵巻 上巻」を京都国立博物館から貸し出し、江戸時代に焦点をあて、伊勢物語やかきつばたが広く受容された歴史を紹介します。
伊勢物語絵巻(模本) 巻第一(部分) 古藤養成(他)模 江戸時代・天保9年(1838) 東京国立博物館蔵
◆島根県立古代出雲歴史博物館
「ハニワの世界へようこそ」 貸与予定件数:9件
山陰地域出土品を中心に、形象埴輪の魅力に迫る展覧会
会期 : 2022年7月1日(金)~2022年8月28日(日)
URL :
http://www.izm.ed.jp/
みどころ: 古墳上に埴輪を立て並べる習慣は、前方後円墳が全国的に築造されはじめるのにあわせて各地に広まりました。