2022年9月1日 10:00
「ヴィンテージライターの世界 炎と魅せるメタルワーク」展 たばこと塩の博物館(東京・墨田区)にて9/10~12/25開催
ロッドの先に火が着くのでマッチのように火を扱うことができる。20世紀初頭のヨーロッパで登場した。
Photo.04 第一次世界大戦時のハンドメイド・オイルライター (1910年代) ヨーロッパ
第一次世界大戦後に製造が本格化したオイルライターの原型となった。
2. 銘品の時代
1920年代の欧米では、オイルライターが普及するにつれ、ポケットライターは装身具、テーブルライターは調度品として、その外観も重視されるようになりました。1920~1930年代を中心としたアール・デコの流行は、ライターの世界にも大きく影響し、1920〜1950年代にかけて、アール・デコの特徴である幾何学的なデザインを取り入れた銘品が数多く生まれました。
この章では、工夫に満ちたライター、金工の技が光るライター、優美なライターなど、様々なメーカーが手がけた銘品の数々を紹介します。
【ダンヒル】 イギリス
元々は馬具製造業を営んでいたが、自動車用品店を開業したのち、パイプやたばこを扱うようになり、ライターも手掛けた。使い勝手や装飾に多彩な工夫が施されている。
Photo.05 「ユニーク」(1920年代)*スイスの工房で製作
Photo.06 「アクアリウム」