2022年9月1日 10:00
「ヴィンテージライターの世界 炎と魅せるメタルワーク」展 たばこと塩の博物館(東京・墨田区)にて9/10~12/25開催
(1940年代)
【ロンソン】 アメリカ合衆国
金工品メーカーで、元はブックエンドや置き時計なども手がけていた。メタリックな質感を活かした装飾が見どころ。
Photo.07 テーブルライター(1930~50年代)
Photo.08 「ペンシライター」(1940年代)
【エバンス】 アメリカ合衆国
ハンドバッグ等の製造の傍ら、婦人用の小物も製造、コンパクトやハンドミラーとともにポケットライターを製造。優美な造形や華やかな色合いが特徴。
Photo.09 インペリアル・イースターエッグ風のテーブルライター(1940~50年代)
Photo.01 エバンスのポケットライター (1930~50年代) アメリカ合衆国
3. 広がるライター:第二次世界大戦とその後
第二次世界大戦(1939-1945)では、アメリカ軍が兵士に「ジッポー」を支給するなど、ライターが兵士の携帯品として定着する一方、ライターの素材である金属は重要な軍需物資であったため、ライターの製造に制約を与えました。
日本では1920年代からオイルライターの製造が本格化しましたが、日中戦争勃発(1937年)後は軍需以外の金属使用の制限によりライター製造業は転廃業に追い込まれました。