2022年9月28日 11:30
デジタル技術と日本美術体験が融合した展覧会「未来の博物館」 東京国立博物館にて10月18日から開催
名だたる茶人が手にした名碗「大井戸茶碗 有楽井戸」を手に取り、さまざまな角度から眺めることができたら。展示室では不可能な夢の鑑賞体験を、8Kの高精細画像を用いたオリジナルのアプリケーションと操作デバイスでかなえます。
■名茶碗を手にとる夢の体験が進化
「大井戸茶碗 有楽井戸(うらくいど)」をはじめとする名碗を、8Kモニターでじっくり鑑賞します。かたちも重さもホンモノの文化財そっくりの茶碗型ハンズオンコントローラーは、まるでお茶碗を手にとって眺めているよう。モニター上に映し出された高精細画像が、コントローラーと連動し、360度好きな角度から鑑賞できます。
2020年の実証実験で好評いただいた「ふれる・まわせる名茶碗」。今回は内容が一層充実した進化版が体験できます。鑑賞できるお茶碗の数は3碗から6碗に増えました。
九州国立博物館所蔵の「油滴天目(ゆてきてんもく)」や愛知県陶磁美術館所蔵「黄瀬戸胴紐茶碗(きせとどうひもちゃわん)」など、さまざまな種類の名碗を比較しながら楽しめます。
<8Kで文化財―ふれる・まわせる名茶碗>
*本コンテンツは、文化庁「令和3年度 地域ゆかりの文化資産地方展開促進事業(先端技術を活用した文化資産コンテンツ制作プロジェクト)」