くらし情報『伝統文化ポーラ賞受賞者記念展「Birth~それぞれの始まり~」開催のお知らせ』

2022年11月1日 09:30

伝統文化ポーラ賞受賞者記念展「Birth~それぞれの始まり~」開催のお知らせ

伝統文化ポーラ賞受賞者記念展「Birth~それぞれの始まり~」開催のお知らせ

下間久里獅子舞連中 神社奉納舞

地域賞:木戸口 武夫「研炭の製造・伝承」(福井県)
■受賞内容について
木炭は、古くから燃料として使われるだけでなく漆芸品や金工品の制作に欠かせない研磨道具として用いられてきました。こうした木炭を「研炭(とぎすみ)」といい、現在は、駿河炭(するがずみ)、朴炭(ほおずみ)、呂色炭(ろいろずみ)、椿炭(つばきずみ)の四種類が研炭として使われています。
駿河炭の原料であるアブラギリは、トクダイグサ科の落葉高木で、種子から油が取れることからも、日本では戦前から戦後にかけて盛んに植林されました。明治10年頃、駿河漆器の生産業者によってアブラギリからの研炭製造がはじまった後に広く使用されるようになったことから「駿河炭」と呼ばれるようになりました。大正時代以降は静岡県での製造は衰退しましたが、原木が豊富にあった福井県や石川県で製造されるようになりました。
四種類の研炭は、原木・製炭方法・研磨用途が異なります。
この四種すべての製造技術を継承しているのが木戸口 武夫氏です。

伝統文化ポーラ賞受賞者記念展「Birth~それぞれの始まり~」開催のお知らせ

木戸口 武夫氏 炭出し作業

地域賞:御松囃子御能保存会「菊池の松囃子(御松囃子御能)の保存・伝承」

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