くらし情報『尾張ゆかりの古能〈不逢森(あわでのもり)〉をご当地名古屋で数百年ぶりに復曲初演約300人が鑑賞、伝統芸能による地元再発見に一役』

2022年11月21日 10:15

尾張ゆかりの古能〈不逢森(あわでのもり)〉をご当地名古屋で数百年ぶりに復曲初演約300人が鑑賞、伝統芸能による地元再発見に一役

話好きな酒屋に尾張の津島祭や伊勢の浜千鳥の様子などを面白おかしく話すうちに隙を突き、遂に酒を取ることに成功します。

仕舞〈小鍛冶 クセ〉
一条院から剣を打つよう勅命を受けた三条の小鍛冶宗近。有能な相槌を求めて稲荷明神に祈願に向かう途中で会った童子は剣の威徳を語り、宗近を励まします。今回は萱津神社の縁起に因み、日本武尊が敵に囲まれ草に火を放たれた折、剣で草を薙ぎ払って難を逃れたという「草薙剣」の話の部分を上演しました。

仕舞〈楊貴妃〉
唐の時代、玄宗皇帝と楊貴妃の悲恋を描いた『長恨歌』を題材とした演目。楊貴妃は死後、仙女となり、玄宗の使いで訪ねてきた方士に皇帝への思いを語ります。中世日本には楊貴妃が住んだ蓬莱宮は尾張の熱田神宮であり、楊貴妃は熱田の女神であるという言い伝えが残っています。

仕舞〈花筐 クセ〉
大迹部皇子は照日ノ前を寵愛していましたが、天皇に即位するため別れに際して花筐(花籠)を贈ります。
悲しみのあまり物狂いとなった照日ノ前は後を追って都に上り、即位した天皇の行列に出会って恋慕の情を訴えます。仕舞では、漢の武帝が亡き李夫人の姿を甘泉殿の壁に描かせ、反魂香を焚いて面影を偲んだ故事を照日ノ前が語る部分を上演しました。

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