くらし情報『「郡上踊」「寒水の掛踊」がユネスコ無形文化遺産に登録 ~岐阜県・郡上市で伝統的に踊り継がれてきた2つの踊り~』

2022年12月1日 15:00

「郡上踊」「寒水の掛踊」がユネスコ無形文化遺産に登録 ~岐阜県・郡上市で伝統的に踊り継がれてきた2つの踊り~

/岐阜県郡上市八幡町
「郡上の八幡出てゆく時は、雨も降らぬに袖しぼる」の歌詞で知られる郡上踊は400年以上にわたって唄い踊り継がれてきたといわれています。江戸時代の初期に八幡城主・遠藤慶隆(えんどうよしたか)が領民の融和を図るため、藩内各所の踊りを城下町に集め、奨励したことが今に残る礎になったと伝えられています。

郡上踊は観光客も地元の人もひとつ輪になって踊る楽しさがあります。これが「見るおどり」ではなく「参加するおどり」といわれる理由です。7月中旬から9月上旬にかけて30夜以上にわたって踊られ、日本一のロングランの盆おどりと言われます。踊り会場はひと夏で市街地を一巡し、城下の町並みの中や辻の広場で踊る日もあれば、昔ながらに神社の境内が会場になる日もあります。令和2~3年は新型コロナウイルスの影響により全日程中止となっていましたが、令和4年は3年ぶりに開催され、感染症対策を行う中で大いに盛り上がりました。
平成から令和への改元の際には、新しい時代を祝おうと特別におどりが催され、1万5,000人もの人が集まりました。


最も盛り上がる徹夜おどりは、8月13日~16日の4日間です。通常のおどりは午後11時には終了しますが、この4夜だけは夜8時に始まり、翌朝5時頃まで踊り明かします。

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