2023年1月18日 10:00
イカットの魅力とその背景にある島の人々の生活文化をたばこと塩の博物館で1月21日(土)~4月9日(日)開催
濃縮海水を持ち帰り、鉄鍋で煮つめて、塩の結晶を得る。
Photo.12 ラマレラ村の製塩のようす(撮影:江上幹幸)
とれた塩をカゴに移して苦汁を切る。
【伝統捕鯨】
ラマレラ村では全長10メートルの木造帆船「プレダン」に10~13人ほどの「海の民」の漁師が乗り、手漕ぎで漁を行います。捕獲には手投げの銛を使います。マッコウクジラの漁には様々なタブーがあり、分配法も厳密に決められています。
Photo.13 伝統捕鯨のようす (撮影:江上幹幸)
Photo.14 捕鯨船プレダン 1/10模型 (船大工手製) レンバタ島ラマレラ村 高さ1,030×長さ830 ×奥行き330mm 木・ゲバンヤシ・木綿・軟鉄 1980年頃
【交易】
レンバタ島ラマレラ村「海の民」の女性は、クジラ肉、塩、石灰などを持って、行商や定期市に出かけ、「山の民」との物々交換で、主食となる農産物のほか、綿や染料などイカットの材料を手に入れます。
Photo.16 クジラ肉と農産物の物々交換(撮影:小島曠太郎)
【ヤシ利用】
インドネシアには何種類ものヤシがみられ、人々は用途ごとに使い分けて重用しています。