2023年1月18日 10:30
比田井南谷 生誕110年 個展「HIDAI NANKOKU」を2月4日まで会期延長&「生誕100年 富岡惣一郎 | 白の世界」開催
に由来し、書関連の書籍出版やイベント等多岐にわたる活動を行っています。歴代の古典名品を収蔵する「書学院」は天来から南谷に引き継がれ、1990年に比田井和子氏により現在の商号「天来書院」となりました。書の普及と啓蒙に尽力し、動画配信等も行っています。
Webサイト:
https://www.shodo.co.jp/
【「生誕100年 富岡惣一郎 | 白の世界」開催中】
√K Contemporaryの地下にあるSpace√Kでは、冬の特別展として昨年生誕100年を迎えた富岡惣一郎の個展「白の世界」を開催しています。
富岡惣一郎は新潟の中でも特に雪深い地域に生まれ育ちました。幼少期より雪に囲まれて育った富岡にとって、雪景色はまさに原風景であり、その画業の中で徹底して「雪」を描き続けました。雪を良く知る富岡は、色や質感にこだわり、黄変や亀裂、剥落の無い絵具の開発に着手、長い年月をかけて独自の白絵具「トミオカホワイト」を創り出しました。この絵具を用いて描かれた雪景は、独特な質感をもち、富岡が目にし、描こうとしたその「雪」の世界を今に伝えています。
富岡の作品群は山々や河川、森林といった自然を私たち人間の視点ではなく、何かもっと大きな存在としてみているような感覚を起こさせます。