くらし情報『国宝が生まれた地の技術、最前線。『美濃桃山陶(みのももやまとう) -令和の景色-』展 3月17日~21日 東京・青山で開催』

2023年3月9日 15:30

国宝が生まれた地の技術、最前線。『美濃桃山陶(みのももやまとう) -令和の景色-』展 3月17日~21日 東京・青山で開催

そして日本で初めて白い釉の下に筆で絵や文様を描いた「志野(しの)」をはじめ、「黄瀬戸(きせと)」や「瀬戸黒(せとぐろ)」、「織部(おりべ)」がうみだされ、さまざまな景色で日本のやきもの史を彩ったのです。

しかし、桃山期以降は一旦途絶え、長い間ヴェールに包まれていたものの、1930(昭和5)年、陶芸家・荒川豊蔵(あらかわとよぞう)(1894-1985)が志野筍絵筒茶碗の陶片を発見したことを契機に、荒川豊蔵をはじめとする作家たちが、美濃桃山陶を復興しました(※2)。

その技術は、現在、国の重要無形文化財として、また、岐阜県の重要無形文化財として受け継がれ、約400年の時を超え日本の美意識を今に伝えています。

本展は、荒川豊蔵の作品と桃山時代の陶片の特別展覧をはじめ、受け継がれる技術に焦点を当て、「志野」を国指定重要無形文化財保持者(通称「人間国宝」)の鈴木藏(おさむ)、「瀬戸黒」を国指定重要無形文化財保持者(通称「人間国宝」)の加藤孝造、そして「黄瀬戸」を岐阜県指定重要無形文化財保持者の安藤日出武(ひでたけ)の作品をもって紹介します。また、先人たちの技を継承しつつ、新たな表現で美濃桃山陶を牽引する、公益社団法人美濃陶芸協会(※3)

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