2023年12月21日 16:30
特別展「海―生命のみなもと―」の名古屋展が2024年3月16日(土)より名古屋市科学館で開催
プレートの沈み込みに伴う海溝沿いの超深海から非常に活動的な火山列島などの沿岸域まで、多様な地形で構成されているためです。そして、そこを流れる世界最大規模の海流である黒潮は、単に海水の移動にとどまらず、エネルギーを輸送し、日本周辺の気候に影響を与え、陸上を含めた多様な生物を育んでいます。
本章では、日本列島周辺の海底を形作るプレート運動や火山活動などの活動的な地学現象、黒潮を含む海流が生み出す大規模な海洋循環を解説し、それらが生物の分布や多様性にどれほど影響し、大きな広がりが生まれているのかを紹介します。
◎高さ約4.7m!ナガスクジラの上半身標本が会場に出現。
クジラの“潜る・浮かぶ”の垂直運動「ホエールポンプ」が海にもたらす効果とは?
ナガスクジラ上半身標本(東京展の様子)
◎黒潮と親潮が育む日本の海の豊かな生態系。
多数の剥製や標本で解説!
~南の海の生物~
南の海の生物
~北の海の生物~
北の海の生物
(1)、(2)、(5)、(6)写真提供:神奈川県立生命の星 地球博物館
(1)、(2)撮影:内野 啓道
(5)、(6)撮影:瀬能 宏
(3)、(4)、(7)、(8)写真:国立科学博物館
=TOPIC “迷いクジラ”の歯からわかること=
2023年1月、大阪湾の淀川河口付近にマッコウクジラ(オス、体長1,469cm)