くらし情報『30周年だから実現できた“夢の企画”「あの銘店をもう一度“94年組”」第5弾は「すみれ1994」』

2023年12月27日 10:30

30周年だから実現できた“夢の企画”「あの銘店をもう一度“94年組”」第5弾は「すみれ1994」

と、話す機会が出来ました。岩岡はラーメン博物館の構想や夢を語るも、村中氏からは「うちは家族経営でやっている。前にも言ったがこの店で手一杯なんだ。味も門外不出。横浜でラーメン作るなんて、無理な話だよ」と断られました。
その後も村中氏が競馬が好きと聞けば、待ち伏せをして一緒に競馬に行ったり、食事に行くほどの間柄まで進みました。村中氏からも「なんでラーメン博物館をやろうと思ったのか?」といった質問が出てくるようになりました。

30周年だから実現できた“夢の企画”「あの銘店をもう一度“94年組”」第5弾は「すみれ1994」

岩岡と村中氏

そんな関係を2年ほど続けていたある日、村中氏から連絡があり「横浜で勝負してみたい。
出店する方向で考える」という嬉しい知らせが来たのです。早速札幌に向かった岩岡でしたが、そこには浮かない表情の村中氏がいました。「岩岡さん、この前の電話の話はなかったことにしてくれ。家族を説得できなかった。申し訳ない」と、決まりかけた出店が白紙に戻ったのです。ラーメン博物館オープンまで7ヶ月を切ったタイミングでした。
岩岡は色々考えた挙句、腹を決めてある決断をしました。その決断とは「出店の返事がなくても店を作って出店できるタイミングまで待つ」という賭けに出ました。
早速札幌に行き、村中氏にその旨を伝え、店舗の図面と、パースを手渡し、横浜に戻りました。

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