東京国立博物館にて「博物館でアジアの旅 アジアのおしゃれ」を2024年10月1日(火)~11月10日(日)開催
斜め掛けしているのは護符紐(ふごひも)です。飛び出すライオンをかたどった耳飾りやドレッドヘア風の垂髪など、まさにガンダーラのファッションです。
菩薩立像
【東洋館3室】
婦人頭飾断片(ふじんあたまかざりだんぺん)
伝エジプト、テーベ出土
新王国時代(第18王朝)・前15世紀
金製のロゼット文様の土台に色ガラスや宝石を嵌(は)めこんだジュエリーです。ひとつずつ綴(つづ)って細長い帯とし、それを髪の上から何本も垂らして身を飾りました。エジプト王、トトメス3世に嫁いだ西アジア出身の王妃たちが身に着けたと考えられます。
婦人頭飾断片
【東洋館5室】
三彩女子(さんさいじょし)
中国 唐時代・8世紀
鈴木榮一氏寄贈
にっこり微笑む表情と白い花の模様があらわされたスカートが愛らしい若い女性の像です。結い上げた髻(もとどり)には金の髪飾りがつけられています。東西交易で繁栄した唐時代、その勢いを映すように高貴な女性たちのあいだで高く大きく結い上げた髪形が流行しました。
三彩女子
【東洋館8室】
売貨郎図軸(ばいかろうずじく)
筆者不詳 中国 明時代・15~16世紀
石島護雄氏寄贈
行商人(貨郎)