東京国立博物館にて「博物館でアジアの旅 アジアのおしゃれ」を2024年10月1日(火)~11月10日(日)開催
【東洋館13室】
コート 濃紺ヴェルヴェット地花卉文様金銀糸刺繍(のうこんヴぇるヴぇっとじかきもんようきんぎんしししゅう)
インド・ジャイプール マードー・シーン2世着用
19~20世紀
絹糸を細かく起毛させた艶やかなヴェルヴェット地に、重厚な金属のモール糸と宝石を密に留めつけ、ペイズリーや花唐草文を表しています。真珠、ルビー、エメラルドなどがふんだんに用いられた、インドのマハラジャ(藩主)にふさわしい豪華な衣装です。
コート 濃紺ヴェルヴェット地花卉文様金銀糸刺繍
【東洋館1室】
重要文化財 観音菩薩立像(かんのんぼさつりゅうぞう)
中国河北省 隋時代・開皇5年(585)
高さ2.5メートルを超える大理石製の大きな像です。二重に重ねた首飾りや、ペンダント状の飾りを中心にクロスするアクセサリーが、さわやかな雰囲気を作り上げています。前時代の流行をさらに洗練させた隋時代の新たなスタイルが、すらりとスマートな長身を際立たせます。
重要文化財 観音菩薩立像
【東洋館3室】
菩薩立像(ぼさつりゅうぞう)
パキスタン、ガンダーラ クシャーン朝・2世紀
仏陀が出家する前は王子だったことから、この菩薩像には堂々と気品に満ちた王族のイメージが重ねられています。