東京国立博物館にて「博物館でアジアの旅 アジアのおしゃれ」を2024年10月1日(火)~11月10日(日)開催
が子ども相手に雑貨やおもちゃ、小動物を売っています。背景には贅沢な庭石や花木が置かれ、商人も子どもたちも色とりどりの豪奢(ごうしゃ)でおしゃれな衣装をまとっています。市井の風景でなく、役者が行商人に扮装(ふんそう)した宮廷での遊びの様子を伝える、おめでたい画題と考えられています。
売貨郎図軸
【東洋館10室】
頸飾(くびかざり)
韓国梁山夫婦塚出土
三国時代(新羅)・6世紀初頭
古墳に葬られた婦人が着用した頸飾です。瑪瑙(めのう)製の勾玉(まがたま)を中心に、水晶製切子玉(きりこだま)や金製の空玉(うつろだま)など、異なる素材と形で構成されています。色と形のコントラストが際立ちながらも一体感があり、当時の高い美的感覚が窺(うかが)えます。
頸飾
【東洋館9室】
如意形時計(にょいがたとけい)
中国 清時代・18~19世紀 広田松繁氏寄贈
銅製の如意に色ガラス、真珠、エナメル絵などを嵌(は)め込んでいます。柄(え)の中央の時計およびエナメル絵はヨーロッパ製です。清時代には、広東(カントン)の港を通じて、ヨーロッパの製品が中国にもたらされ、皇帝は時計を好んで集めました。
如意形時計
【東洋館13室】
アウラングゼーブ帝立像(ていりゅうぞう)