視聴覚障害があっても一緒に楽しめる「ユニバーサル映画祭2024」を9月26日、27日に東京都北区で開催
今回の映画祭では、すべて日本語字幕が付与された状態での上映です。
健聴者には必要ないかと思いきや、文字情報でセリフがはっきりわかったり、漢字で内容がよりつかみやすくなるなど、好評をいただいています。
◆声色かけあい活弁によるバリアフリー化という画期的な試み
準無声映画である林海象監督の代表作『夢みるように眠りたい』を、6人の声色かけあい活弁(声優のように役を分けて語るライブ活弁)で上演する初めての試み。モニターした林海象監督や全盲当事者が「これは面白い!これまでにない、障がい者も一般客もどちらも大いに楽しめる!」と太鼓判を押して下さっています。
効果的に入っている音楽、効果音、そして弁士(故 松田春翠)の語りも日本語字幕で視覚化し、新しい映像体験を提供いたします。◆活弁シネマコンサート、小津安二郎の『浮草物語』に『浮草』の音楽!?
無声映画『浮草物語』は昭和9年キネ旬第1位。小津はこの作品を1959年(昭和35年)にトーキーの『浮草』として自身でリメイクしています。今回は、小津安二郎監督の『東京物語』『浮草』『秋刀魚の味』などの音楽を手掛けた斎藤高順さんのご子息たちによる「サイトウ・メモリアルアンサンブル」